ヘミングウェイ、小川高義訳『老人と海』光文社、2014年、165頁
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アメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイによる短編小説。1952年『老人と海』を発表、ピューリッツア賞を受賞。1954年、ノーベル文学賞受賞に寄与した作品ともいわれています。
ストーリーは、わかりやすく読みやすい小説でした。キューバの漁師である老人が小舟でカジキマグロを追い求める物語です。カジキマグロとの2昼夜に及ぶ格闘や一晩におよぶアオザメとの死闘シーン、老人が時折内省するシーンは楽しめました。
この物語の醍醐味は、運命に立ち向かう人間の人生、人間としての生きかたと重ね合わせることができるところにあるのではないかと考えずにはいられない作品でした。
この作品には、いろいろな解釈があるようです。私も再読する時には違った感じ方をするかもしれません。