E・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間:死とその過程について』
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数年前から読みたいと思いつつ、後回しにしていたE・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間:死とその過程について』をやっと読むことができました。
ご存じの方も多い名著だと思います。
この本は、人が死に至る過程において、どのように心情が変化するのかを研究した書籍です。人が自分の死期を知らされた時、心の動きは、5段階あるということです。この「死の5段階」説は、200名以上の入院中の末期患者へのインタビューから導き出されています。
ただし、各段階を通じて常に存在しつづけているものが「希望」であると綴られています。
この書籍を読んでいる途中、幾度となくヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』を思い出しました。
それは、現実の辛さを克服する強さ「希望」や「生きつづけるための目的」の重要性が示されているからだと思います。
常に、希望をもち今日より明日が希望に近づくように行動したいと考えさせられる本でした。