アーノルド・ベネット『自分の時間:1日24時間でどう生きるか』渡部昇一訳、三笠書房、2016年、174頁
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我々が、唯一平等に与えられているものは、1日24時間という時間です。
この本は、その24時間をいかに利用するか、ということに具体的なヒントを提供してくれます。
著者は1日24時間を、仕事で拘束される8時間とそれ以外の16時間に分けています。仕事以外の16時間は自由な時間、要するに、働かなくても食べていける人と同じように使える自由な時間ということです。この貴重な財産である時間の利用方法によって、「人生が決まる」と言っています。
さらに、1週間で最低7時間半の時間を確保すること。その最も重要な時間を利用して「心の底からやりたいと思うこと」を始めるべきだと訴えています。
この書籍は、100年以上前の1912年が初版です。
時間は、いつの時代も普遍的価値がある人類の財産だとあらためて考えさせられる本でした。