物事を考えるときのポイント

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物事を考えるとき「タテ・ヨコ・算数」の3軸が大切です。タテは昔の歴史を知ること、ヨコは世界がどうなっているか知ること、算数は数字・ファクト・ロジックで裏づけていくこと。もちろん、正解が1つとは限らない問題もたくさんあります。また、時間軸を変えるだけで、短期的には正しい政策が中長期的には間違っていたりすることもあります。そのような場合でも、腹落ちするまで自分の頭で考え、自分なりの答えを選んでいくことで、人生は悔いのない、より楽しいものになります。そして、そのような一人ひとりの営みの集積が、社会全体を良い方向に動かしていきます。

組織のリーダーは、自分1人でいくら考えてもわからない問題に対しても、何かを決めなければなりません。考えてもわからないなら、自分よりもそれに詳しい専門家に意見を求めるのが1番です。そして、専門家の意見を尊重して、リーダーである自分の責任で決定していく必要があります。専門家の意見を覆すほどの根拠がなければ、専門家の意見を尊重することが賢明です。

参考文献

出口治明『自分の頭で考える日本の論点』幻冬社新書、2020年、419頁

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