体によい水とは?

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水と健康を考える場合、重要なことは水に含まれるミネラルです。水にはカルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルが含まれています。

水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量とバランスの重要性

人間の味覚を基準にすれば、ミネラル分の少ない水、つまり軟水は美味しいと感じます。

衛生的でミネラル分の豊富な水でも、透明なペットボトルやポリタンクに貯蔵したのでは、内分泌かく乱物質が水に溶け出してくる。

水のアルカリ度(硬度)が高ければ、脳卒中の死亡率と虚血性心疾患(心筋梗塞)が少ない。脳や心臓の血管の病気は、水の硬度により発病の影響を受けます。

水の硬度とは、飲料水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量を、これに対応する炭酸カルシウムの濃度(ppm)で表したものです。濃度が高ければ硬水、低ければ軟水です。

水の選び方のポイント

•表示よく見てミネラル含有量が多いものを買う。硬度が300以上の硬水は常温で飲むと苦味を感じますが、冷水で飲むと味の特徴が分かりにくく、次第に味に慣れてきます。ミネラルの中では特にマグネシウムが多いことに注目する。

•ペーハー(pH)に注目する。人の体液に近い弱アルカリのpH7.0〜7.5mgが健康的

•殺菌方法に注目する。ヨーロッパの名水のように無殺菌が基本。日本では殺菌処理するので、本来のおいしさが減りミネラル分が減少する。

•価格とメーカー。メーカーが大きければ製造方法においても、信用度は高いが、中には地域限定にも良いものがある。

安井昌之『一生を決める一杯の水: 良い水悪い水の見分け方』‎KADOKAWA(中経出版) 、2002年、223頁