なぜ大吟醸や吟醸に醸造用アルコールが添加されているのか?
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日本酒の原料は、米と米麹と水です。いわゆる純米酒です。さらに大吟醸、吟醸と、酒の仕込みに使う米を深く精米して、不純物や雑味を極限までなくし、特別に手間をかけて作った高級な日本酒です。
醸造用アルコール、醸造用糖類、酸味料、化学調味料などが添加されています。そうして作られた日本酒は、本来の深みのある味わいがなく、アルコール臭のする妙に甘いだけのお酒になります。
こうした添加物は安価であり、日本酒に加えれば製造コストを大幅に下げられる。原料の量が同じなのに、約3倍の量の酒が作れる。
白鶴大吟醸、菊正宗大吟醸、月桂冠大吟醸、久保田、越乃寒梅、八海山、吉乃川、黒松剣菱など、有名銘柄の高級種の多くに醸造用アルコールが添加されている製品ラインナップもあります。