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イケアは なぜ 世界最大の家具販売会社に成長できたのか?

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

雑誌「プレジデント」に「イケアは なぜ世界最大の家具販売会社に成長できたのか?」という興味深い記事があったので、その一部をご紹介いたします。

慶應義塾大学商学部教授の谷口 和弘(HP)さんの記事です。

「イケアは なぜ世界最大の家具販売会社に成長できたのか?」という、問いに対する結論を先に書くと、

「ダイナミック・ケイパビリティ」が高かったから

ということです。

また、

創業者のビジョンや価値観を軸に、変化する経営をしてきたことが、イケアの強み

ということです。

「ダイナミック・ケイパビリティは、経営戦略のフレームワーク(枠組み)の1つ」です。
「企業が持続的競争優位を確立するには、常に変化を先読みし、その変化に合わせて保有する資源を組み替えて対応していくことが必要」です。
「その能力をダイナミック・ケイパビリティと言う」

「1990年代後半にカリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール教授のデビッド・ティースが提唱した考え方」です。
「『シグネチャ・プロセス』、すなわち企業の歴史に根差した物事の仕方も大事」だと言われています。

「創業者のビジョンや企業の歩みを変化に反映させてこそ、他社に模倣できない強みになる」

「ケイパビリティとは、企業が持っている資源を価値のある活動に変換するために必要な知識や能力、プロセスのこと」

「ダイナミック・ケイパビリティの有無が企業の将来を大きく左右した例として、イーストマン・コダックと富士写真フイルム(現・富士フイルム)がある」

イケアの歴史(wiki

イケアは、スウェーデン🇸🇪のイングバル・カンプラードが1943年設立
通信販売会社としてスタート、やがて家具も取り扱う、そして1951年、商品を家具に絞り込む

競合との間で価格競争が激しくなり、(仕入れる家具の)質も低下する、
質を落とさず、安価にするため、家具を客が家で組み立てるスタイルを導入。

家具は形がバラバラで、輸送コストがかかる

商品をフラットな状態で輸送

輸送コストを下げることに成功

しかし、安くて人気のあったイケアは他の家具販売業者から警戒され、家具を仕入れることができなくなった
東欧の家具業者を取り込んで家具を内製化
郊外に大型の店舗を設ける
当初は注文を受けた従業員が家具を倉庫に取りに行くが、対応が間に合わなくなり、客が直接商品を取りに来る形に変更

現在の店舗の原型ができた

現在イケアを模倣する企業は出てきているが、成功した企業は現れていない
商品デザインや店舗レイアウトなど、目に見える部分は模倣できても、創業者の価値観や企業の歴史までは模倣できない

以上が概要です。

もっと、ダイナミック ケイパビリティに興味のある方には、下記書籍がおすすめです。

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