橘木俊詔、迫田さやか『夫婦格差社会:二極化する結婚のかたち』中公新書、中央公論社、2013年、 196頁

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本書は日本の夫婦間の格差、すなわち高所得の夫婦(パワーカップル)と低所得の夫婦(ウィークカップル)との格差をテーマにした書籍です。

なぜ、パワーカップルとウィークカップルという格差が生まれるのか?

稼ぎ手の数、夫の所得、妻の所得、お互いの学歴などのデータから分析して夫婦間の所得格差に迫ります。

女性の高学歴化が進んできた現在において、結婚相手に何を望んでいるのか?

結婚に至るプロセスを探りどのような男女が結婚しているかも分析されています。😅

さらに未婚、晩婚や離婚問題、地方と都市などの地域差にも焦点をあて、さまざまなデータから日本の格差社会を捉えた1冊でした。

本書から、所得の単位(夫婦)の現状を知ることができました。

これからの日本社会のあり方を考える上で、参考になることが多くありました。