成功へのカギ‼ 天才に共通している特徴、思考方法から導き出す

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頭がいいとされる人の多くに共通している特徴とは?

頭がいいとされる人の多くに共通している特徴は、知能が高いということです。知能を比べるには、知能指数(IQ)という指標が使われます。IQは、100を平均としており、IQが130を超える人は、天才と呼ばれます。

IQの正体とは何でしょうか

IQは、並んだ図形や文字から規則性を見つけるタイプの問題で測られます。IQテストにおける正答率の低い問題とは、共通点を見つけることが難しい問題です。つまり、テストの結果がいい人 = IQが高い人は、共通点を見つける能力が優れている人です。

共通点を見つける能力とは、パターン認識能力です。共通する特徴を見つける能力が上がれば、情報処理のスピードが圧倒的に上がります。

どうしたら共通点を見つける能力を高めることができるでしょうか。
IQの高い人と低い人の違いは、物の考え方や発想の方法などの思考の仕方に違いがあります。そのため、IQの高い人の思考方法を学び、実践することにより身につけることができるようになります。

思考の仕方

我々の考え方は、環境や習慣に左右され身についていきます。そのため、歳をとっても基本的な考え方は大きく変化していないのです。考え方がわかると、その人がわかることにもなります。

充実した日々を過ごすための心がけ

大きなリスクを伴わず、人に迷惑をかけない内容であれば、やりたいと思った時に行動に移す。自分の欲求に素直に従うことで、充実した日々を過ごすことができます。
良い結果や成果を得るためには、時間と効率がカギになります。東京大学に10年かけて合格した人と、現役で合格した人がいたとします。東京大学に入学するという結果は同じです。しかし、入学後のスタート地点がすでに10年間違うことになります。

成果=効率×時間

成果が同じなら、時間をかけずに早く目標に到達すべきです。

効率は、質に置き換えることができます。質を高めることで、時間のかからない効率の良い行動をすれば、目標を早く達成することができます。質を高めるために必要なのが、自分の理想を持つことです。自分の理想とは、目標やお手本となるものを指します。自分の理想の姿をイメージしながら物事を行うことで、質を高めることができます。最短ルートでさらなる高みを目指すためには、質が必要不可欠です。

目的の明確化が大切

効率よく問題を解決するには、どういう結果にしたいかをはっきりさせ、最適な手段を考えることが必要です。
短時間で成功するために必要なのは、成功例を知ることです。成功例は、インターネットや本、YouTubeなどでお手本となる情報を収集します。そして、お手本となる成功している動画や実際に行っている姿、成功している人の話で成功例を見聞きします。そして、自分でよく観察、分析します。どのように行なっているのか。何をしているのか。なぜそのようにしているのか。注意すべき点は何か。具体的に、成功例を観察する必要があります。成功までの一連の流れがつかめたら、次はイメージトレーニングです。

イメージトレーニングは、観察、分析した情報のポイントを押さえながら、頭の中でイメージすることです。自分が実際にその作業をしている姿を始めから終わりまで頭に描きます。一連の流れをイメージできたら行動に移します。すべてを細かくイメージできない場合は、思い描くことのできない部分について、情報収集します。わからない部分が多い場合は、3つのポイントに絞りトレーニングをしていきます。

成功は再現性が重要

成功したときは、一喜一憂するのではなく、どのポイントに注目してどのようにやって成功したかを整理しておくと再現性が高まります。逆に、失敗した時は反省点を細かく整理して、同じところをミスしないようにすることが大切です。ミスしたところに注意し、再度、一連の流れをイメージトレーニングします。失敗したところ、成功したポイントをしっかりと理解することが、成功の再現性を高める秘訣です。

他人を説得する時やアピールしたいときは客観的な評価を示す。客観的な基準となるのは数値化です。漠然と主観的な凄さを示すより、数値で伝えたほうがわかりやすくなります。例えば、すごく人気のある本と言うよりも、100万部売れた本といった方が説得力があります。英語ができますと言うよりも、英検一級ですと伝えた方がアピールができます。

自分自身が何かを決定したい時も、客観的な基準を持つことで根拠のない評価に惑わされなくなります。結果を数字で客観的に示せるもの、示すように工夫することで判断の精度が上がります。

参考文献
青木聡『天才のパターン思考:2時間で知能が高まる「思考の技術」』ダイヤモンド社、2018年、213頁